棒状の鋼材（鉄筋）を加工・接合することで網目状にし、立体的に組み立てる工事です。
設計図に記載されている配置通りに、鉄筋を正確に組んでいく技術が求められます。

特に規模の大きな建物では図面もそれだけ複雑になるため、腕の見せ所です。
鉄筋が主に使用されるのは、RC造（鉄筋コンクリート造）やSRC造（鉄骨鉄筋コンクリート造）と呼ばれる建築構造の建物。
鉄筋は建物が完成した後に外から見ることはできませんが、建築物の骨組みとなり、建物の構造を形作る大切な要素です。

組み立てた鉄筋にコンクリートを流し込むための型枠を組む、いわば建築物の“形”をつくる工事です。

鉄筋と同じくRC造、SRC造の建物を造る工程に欠かせません。
型枠工事では板状のパネルなどを使い、柱や梁、床といった、建物を形づくるあらゆる場所に合わせた枠を組みます

型枠は流動状のコンクリートを流し込み固まった後には全て外してしまうため、竣工後の建物に工事の形跡は残りません。
しかし、万一型枠に誤差や傾きがあると建物全体の仕上がりや強度に大きな影響を与えるため、
ミリ単位の緻密さが求められる工程でもあります。

PCa（プレキャスト）とは、あらかじめ製造したコンクリート部材を積み木のように組み合わせることで建物を形づくる工法です。

PCa工法の主なメリットは、現場で一から鉄筋・型枠を組む工事と比べて工期を短く抑えられることにあります。
PCa工事では、コンクリート部品を現場とは別の工場で生産して現場まで運ぶのが一般的

対して当社が行う『サイトPCa』は、工場ではなく現場（サイト）の敷地を利用してコンクリート部材を製造します。
そのため、たとえば郊外型の大型商業施設など、敷地を広く使える現場で採用されることの多い工法です。